2019年5月18日
アメリカ ニューヨーク州ブルックリン バークレイズセンター

○王者 ゲイリー・ラッセルJr[5R TKO]挑戦者 キコ・マルティネス●
ラッセルが5度目の防衛に成功。

ラッセルVSマルティネス
実力差を見せつけたラッセル(右)

 戴冠してからというもの年に1度しか試合をしないラッセルが登場。強すぎて相手が見つからず、それゆえ微妙な相手との試合が多い。マルティネスには悪いがラッセルには違いを見せつけられそうだ。

 序盤からラッセルが鋭く速いコンビネーションを繰り出している。マルティネスとは明らかにスピードが違う。マルティネスは2ラウンドに早くも右のまぶた付近を切ってしまった。マルティネスは果敢に前に出続けているが、ラッセルに打ち終わりをことごとく狙われて、ほとんど何もできていない。
 迎えた5ラウンド、マルティネスの傷が深くなりドクターストップで試合が終わった。

 マルティネスの闘志は感じられたが、内容はラッセルが一方的に優位に戦っている状況だったので、止められて良かったかもしれない。今回のラッセルには想像していたよりも、他との違いを見せつけられたと思う。やはりフェザー級最強だろう。
 次はもう統一戦ぐらいしか盛り上がらないのではないだろうか。ラッセル本人も望んでいる通り、サンタ・クスル戦の実現を期待したい。