2019年9月14日
アメリカ ネバダ州ラスベガス T-モバイルアリーナ

○タイソン・フューリー[判定 3-0]オット・ウォーリン●

フューリーVSウォーリン
出血しながらも勝ち切ったフューリー(左)

 最近、精力的にアメリカで名を売り始めたフューリー。今回はWBA4位につけ欧州ではヘビー級のホープであろうウォーリンと対戦。良い試合になればウォーリンにとってもアメリカで名を売るチャンスとなる。

 序盤からフューリーが丁寧にジャブを突き、巧みなフェイントを織り交ぜながらアウトボクシングを展開。器用に戦うフューリーにウォーリンも食い下がっている。全くフューリーに付いて行けないということはない。

 中盤、フューリーが出血の影響もあってか完全に主導権を掌握できていない。ウォーリンがよく踏み込んで強打を当てて、フューリーが思わずクリンチに逃げる場面も。思いのほか拮抗している。

 終盤に入るとフューリーが体格を活かして前に出て積極的に攻めに出た。アッパーカットを織り交ぜたコンビネーションが鋭い。ウォーリンは強打を被弾しながらもなんとか持ちこたえた。最終ラウンドは奮起して逆転の目を狙ったが及ばず。

 判定でフューリーの勝利。やはりヘビー級で彼のように速くて器用なボクサーはいないと感じた。普段の言動とは裏腹に試合運びが冷静でもある。ウォーリンは思った以上に良く攻め込んでいたし力のあるボクサーだということは示すことができたのでは。