2020年1月18日
ドイツ ハンブルグ Edel-optics.deアリーナ

○王者 セバスチャン・フォルメラ[判定 3-0]挑戦者 ロベルト・アリアザ●
フォルメラが初防衛に成功。

フォルメラVSアリアザ
防衛に成功したフォルメラ(右)

 フォルメラはムベンゲから奪った王座の初防衛戦。IBFではランク入りし、着実に名をあげてきている。このベルトはマイナータイトルながら、ウェルター級に関しては、なかなかの実力者が巻いている。相手のアリアザは一流どころとの試合経験はあるが良い結果を残せていない。タイトルを奪取し、なんとか箔をつけたいところ。

 序盤からフォルメラはヒットアンドアウェイを繰り返し冷静に立ち回っている。対するアリアザは離されないよう前に出続け単発になりながらもとらえている。パワーではアリアザに分がありそうだ。

 中盤もフォルメラは距離をとって戦っている。しかし、アリアザも追い詰めては強打を当てている。戦い方的にフォルメラがペースを握れているかといえば実際はそうでもない。

 終盤はフォルメラのクリーンヒットが上回ったように見えた。アリアザも猛攻をかける場面はあったがフォルメラはしのぎ切った。

 判定でフォルメラの勝利。終盤はフォルメラがほぼ取ったと思うが、それ以外は結構拮抗した試合だったと思う。フォルメラはそこまで安定感はなかったが、手ごわい相手を乗り越えて自信はついたかもしれない。